これは日本のライブ文化、具体的にはアイドルオタクの芸(オタ芸)由来の言葉です。自分が好むアイドルのコンサートなどで、独特な動きを伴う踊りや掛け声をすることを「打つ」などと呼ぶことから、中国語に吸収される際、漢字の「打」をそのまま使うようになりました。「Call」は電話をかけるなどの意味のコールの英語つづりそのままを用います。
以前も話題として取り上げましたが、日本のACG文化は中国の80後(1980年代生まれ)、90後(1990年代)、そして00後(2000年以降に生まれた)の人々に広く受け入れられています。そして、インターネット時代に入り、同様の趣味をもつ人を探すことが以前より簡単になったことから、最初は同じ趣味の人が(余所にはわからないように)内輪でしかわからない言葉で使用していたものが、より広い範囲へ広がりを見せるようになりました。そして、こうした現象が、このような言葉の般化とマスコミ進出を促しています。
使い方
[例 文]宣传操作给满分,中日双语歌词齐来打Call。
[参考訳]プロモーションが功を奏したようで、中日二ヵ国語の歌詞で応援が盛り上がっている。
[例 文]皮卡丘惊喜现身写字楼,引粉丝疯狂打call。