正史「三国志」の作者、陳寿は曹操の策略や、権謀、法体系の確立、人材登用などの業績を称えた後、このようにまとめています。「非常の人、時代を超える傑出した人」。
なかなか高い評価ですね。これは後世の歴史学者による評価ですけれど、曹操自身も何度も当時の人物鑑定家に評価してもらったことがあります。
橋玄の人物鑑定はとても有名なので、若い頃の曹操は橋玄のもとを訪れました。橋玄は「天下はまさに乱れんとしている。一世を風靡する才能がなければ、救済できぬであろう。よく乱世を鎮められるのは、君であろうか。」と言いました。