By whenis , 9 2月, 2018

「冲顶」は登山用語で、トレーニングや食料、キャンプなどの準備を整えて、山頂に向かう行動を指すものです。

 「冲顶大会」は賞金付のネットライブクイズのアプリです。中継期間中、司会者が全部で12のクイズを出し、全問正解するその回の賞金を山分けできるという、いたって単純な仕組みですが、わかりやすさが受けて大流行りになっています。ただ、このクイズはライブ放送の時間が決まっているので、ほかの時間帯に入っても何もできないという、まさに短期集中型のものです(現在は過去問を使った友人同士の対決モードが作られています)。

これはもともと欧米のアプリHQのフォーマットを丸々使用したものですが、不動産開発で有名なワンダグループの御曹司であり、一挙手一投足が注目されているネットセレブの王思聡さん(お父さんは大陸1の金持ちと言われた王健林氏)が、ウェイボーで「我撒币,我高兴(お金をばらまくのが超楽しい)」と宣言したことで、一気に知名度が上がることになりました。他にもライブアプリは多数存在し、同様のゲームは他も始めていましたが、彼の一声で、この「冲顶大会」の盛り上がりの質が変わった感がありますし、今では沢山の投資家が寄ってくる一大メディアに育ちつつあります。普通の広告よりも費用対効果が高いとも言われており、どのようなプラットフォームに育つかが注目されています。

By whenis , 8 2月, 2018

「青蛙」はカエル、旅行するカエルで「旅かえる」ということで、最近中国で大ヒット中の日本発のスマホゲームの中国語タイトルです。

 「旅かえる」は、日本のヒットポイント社が開発した「放置系ゲーム」の一種。プレーヤーが動ける範囲は「庭先」と「おうち」の2つだけ、さらにできることといえば庭先のクローバーを収獲して、通貨替わりに家の中にある「おみせ」で買い物をすることだけ。そして、買えるものは旅に必要な食べ物や旅行用品のみで、かえるがそれを勝手に持って旅に出るという、受け身のものばかり。カエルがいつ旅に出るのか、家に帰るのかもわからない。旅先から写真が届いたり、旅先で知り合った友達が遊びに来たりしますが、プレイヤーはそれ以上、手の出しようがないという、極限まで「自由を奪われた感」の強いゲームになっています。とにかくプレイヤーが干渉できることが限られています。

 日本で開発されたゲームなのですが、なぜか中国のアップルストアでのダウンロード数が最も高くなっているとのこと。日本のメディアの統計を見ますと、ダウンロード数の96%は中国から、日本は2%ほどしかないということで話題になりました。しかも、それがインターフェイスは全部日本語という、中国のローカルユーザーにはとても「痛い」設定。それでも受けており、オフィシャルではない中国語版まで生まれています。

By whenis , 7 2月, 2018

本来はプラスチック、ビニールの意味ですが、最近、新しい意味を与えられた単語です。

 2017年3月、ウェイボーに「好姐妹的感情就像塑料花,特别假,但是却永不凋谢(女友達の絆は造花に似て、見るからに偽物だが、散ることはない)」という言い回しが書き込まれ、様々な女性同士の友情の真実を見事に描いたものとして多くの人が使う言い回しになりました。この用例から、「塑料」には、偽の~、偽りの~の意味が付与されるようになります。昔の造花はプラスチックで作ったのがほとんどで、「塑料花」と呼ばれていたことから、今度はその塑料の部分だけが一人歩きを始めました。

 一見仲がよさそうに見えても、裏では敵視しあっていたり、利用していたりと、虚飾の人間関係とでも呼ぶべき関係は、実生活にはたくさんあります。見た目は綺麗でも、よく見たら外見だけだった、という状況を表す時、この塑料という表現は言い得て妙と言えますね。

 [用例]

 塑料亲戚 (形だけの、付き合いのないの親戚)

 塑料同事 (うわべの付き合いだけの同僚)

 塑料夫妻 (仮面夫婦)

 塑料和好 (うわべだけの仲直り)

 塑料farewell (白々しいお別れ)

By whenis , 6 2月, 2018

写真や映像などの証拠があり、完全に結論が出ている状態を指し、噂などの真相について公の場での決着をつけられた、というニュアンスになります。しかし、一部のネット文章で言う「实锤」は必ずしも真相ではないこともあります。実際にはいわゆる真相は当事者か当事者に近い人しかわからないものであるのと同時に、公の場では「公表したい"真相"」しか発信しないことが多いからです。

 日本では使いませんが、よく連想されるジャッジ・ガベル(=法槌)から連想された部分もあるのではないかと思われます。法廷でコンコンと叩かれると、有無を言わせぬ、反抗の余地ない感じになりますが、そうしたイメージが字面から読み取れます。

 [例 文]坚决抵制没有实锤乱说话的行为。

 [参考訳]確実な証拠もないのにでたらめなことを言いまくる行為には断固反対しよう。

 [例 文]"延迟退休"敲实锤!最新消息来了。

 [参考訳]定年の年齢延期の方針が固まった! これが最新情報だ。

 [例 文]美国税改能否落下实锤,经济能否回暖?

 [参考訳]アメリカの税制改革はこれで方向が定まり、経済は回復するのか

 [例 文]转会实锤!奥巴梅扬真的要来中超了

By whenis , 5 2月, 2018

饭店附近有茶叶店吗?

Fàndiàn fùjìn yǒu cháyèdiàn ma?
ホテルの近くにお茶屋さんはありますか。
「場所+“有/没有”+物/人」で、その場所に人や物がいる・ある/いない・ないことを表します。“饭店附近”は「ホテルの近く」で、ほかに“我家前边”(うちのまえ)や“饭店旁边”(ホテルのとなり)のように、名詞の後ろに位置や方角・方位を表す言葉を直接つけて、「~の前」「~のとなり」のように言うことができます。日本語では「~の」と言いますが、中国語では「~の」にあたる言葉は必要ありません。

你有什么爱好?

By whenis , 4 2月, 2018

新年好!

Xīnnián hǎo!
あけましておめでとう!
最も一般的な新年の挨拶で、新暦の新年(元日)と旧暦の新年(旧正月)のどちらにも使えます。

新年快乐!

Xīnnián kuàilè!
あけましておめでとう!
新年の挨拶として話し言葉でもよく使いますが、年賀状に書かれることも多いです。

过年好!

Guònián hǎo!
あけましておめでとう!
これは旧正月(旧暦の新年)に使われることが多い挨拶ことばです。

春节好!

By whenis , 3 2月, 2018

マクドナルド(中国)が2017年10月12日から企業の登記名称を「金拱门」に改めました。これはマクドナルドのマークの西洋での愛称「ゴールデンアーチ」の直訳から来たものです。

 会社側は「ゴールデン・アーチ」の由来を主張しましたが、真相を知らない「吃瓜群众(野次馬)」たちはその解釈を受け入れられず、ネットで様々なふざけた言い方をして茶化しました。「この名前はダサすぎ。まいったなあ」、「どうもマックのイメージとつながらない」、「『洋快餐(西洋のファーストフード)』がいきなり『中华老字号(中華の老舗)』に変わった感じだ」など、愚痴をこぼしたり、これに便乗する形で、「脑洞大开(爆発的想像力を発揮する・奇想天外な発想をする)」した人が、これにちなんで「星巴克(スターバックス)」を「美人鱼咖啡(人魚姫カフェ)」、「百事可乐(ペプシコーラ)」を「太极汽水(太極ソーダ)」、「耐克(ナイキ)」を「勾牌运动用品(鍵印スポーツ用品)」、「劳力士(ロレックス)」を「皇冠牌手表(王冠印腕時計)」と弄り、訳をロゴマークにつけたものをアップロードする人もいたほどです。

By whenis , 1 2月, 2018

世界的な盛り上がりを見せる通貨としての機能を付与された電子データのことです。1ビットコインは1BTCという単位で表記されます。2009年1月にサトシ・ナカモトの論文によって生まれたものとされます。

 中国では、ビットコインなどの「仮想通貨」は、明確な価値の裏付けがなく、その取引市場は投機のカラーが濃いものと見做されています。価格の変動が激しいため、投資をしようとする場合、なんの知識もなく無計画に流行に乗って投機すると、大量の資産の損失を招くリスクが高いと考えられています。そのため、政府は投資家に対し、リスク管理の意識強化を呼びかけているほどです。

 特に強調されている点としては、ビットコインなどの「仮想通貨」がマネーロンダリング、麻薬の取引、密輸、違法な資金調達などの犯罪行為のツールとして利用される例が増えている点です。

 しかし、現実はといえば、ビットコインの取引は世界的なトレンドになりつつあり、世界中に多くの取引所が設置されています。その中でも、コインの所有者には日本人が多く、マイニングでは中国国内の個人や企業が多いとされます。これは、広い土地と多量な電力を使い、ビットコイン市場を仕切ろうとする企業や個人によるものでしたが、国内では取引が法律で制限されたことから、その風向きも変化しつつあるようです。

By whenis , 31 1月, 2018

不太方便。

Bú tài fāngbiàn.
ちょっと都合が悪いです
“方便”は「都合がよい」という意味で、「いつご都合がいいですか」と相手に聞く場合は“你什么时候方便?”と言います。

真不巧。

Zhēn bù qiǎo.
あいにく都合が悪いです
“巧”は「ちょうどよい」の意味で、“真巧”と言うと「折よく、偶然に」という意味になります。

下次吧。

Xià cì ba.
また今度にしましょう
“下次”は「次回、今度」の意味です。「前回」は“上次shàngcì”、「今回」は“这次zhèi cì”と言います。

没问题。

By whenis , 30 1月, 2018

意味

 貴州省の特産品で、辛味調味料の商標名でもあります。

 製品は牛肉の細切れや大豆を発酵させた「豆豉(トウチ)」などの具が入ったラー油のような感じのもので、辛いのが好きな人には万能調味料として使われています。

 中国では、かなりポピュラーな商品で、炒め物やスープを作る時、よく調味料として使われる他、白いご飯や麺にかけても美味しく頂けます。また、ジャムやペースト代わりに食パンや蒸しパン「馒头」に塗る人もいます。そもそもは貴州省の人が調味料でしたが、今では全国的な売れ筋商品として定着しています。

 創始者、つまり商標のマークに出ている女性陶華碧さんは田舎出身の文盲の女性で、夫がなくなり、2人の息子を育てるために、レンガで食堂を造って店を開いたと言われています。そこで出した自家製の調味料が人気になり、売れて売れて工場が立ち上がり、さらに企業を立ち上げるようになったといわれています。

 この「老干妈」ですが、今では海外でも話題になり、愛好者が増えています。日本でも結構ファンが増えているようで、様々な食レポがネットに出ており、アマゾンでも購入が可能です。