By whenis , 18 6月, 2022

以下の枠組みを使って,「もうじき~する」という「近い未来」を表すことができます。
 
“快要”
“快”
“要”+ ~ +“了”
“就要”
 
  火车快要到站了。(汽車がもうすぐ駅に到着します。)

火车快要到站了。
(汽車がもうすぐ駅に到着します。)
[Huǒchē kuài yào dào zhàn le.]

李老师快回国了。
(李先生はもうすぐ帰国されます。)
[Lǐ lǎoshī kuài huí guó le.]

电影要开始了,我们进去吧。
(映画がもうすぐ始まります,入りましょう。)
[Diànyǐng yào kāishǐ le, wǒmen jìnqu ba.]

四年的大学生活就要结束了。
(4年間の大学生活がもうすぐ終わります。)
[Sì nián de dàxué shēnghuó jiù yào jiéshù le.]

我们下星期就要考试了。
(私たちは来週にはもう試験があります。)
[Wǒmen xià xīngqī jiù yào kǎoshì le.]

By whenis , 17 6月, 2022

用法上の2つの“了”の違い
 アスペクト助詞“了”が表す「動作が実現した」という意味は,一種の新しい状況が発生したということだとも解釈可能ですから,アスペクト助詞“了”と語気助詞“了”は意味が非常に似る場合もあります。しかしその似た意味を表す場合でも,その用法には次のような違いがあります。
 談話の冒頭で,初めて何かを尋ねたり知らせたりする際には,語気助詞“了”を使います。例えば自分の姉の出産を話題として切り出すときには,
  我姐姐昨天生小孩儿了。
  (昨日,姉のところで赤ちゃんが生まれたんですよ。)
と言います。
  [我姐姐昨天生小孩儿]+了
ですから,初めて話題に出す際に細かいことは視野になく,全体として“我姐姐昨天生小孩儿”ということが「あった」(“了”)と述べています。同様の理由で,
  你昨天去哪儿了? ――我去天安门了。
  (昨日どこへ行ったの?――天安門へ行ったんだ。)
では語気助詞“了”を使うのに対して,
  所以你就去了日本?(だからあなたは日本へ行ったのですか?)

By whenis , 16 6月, 2022

語気助詞の“了”は文末で用いられ,新状況の発生や変化を表します。
 
  昨天下午你做什么了? (昨日の午後あなたは何をしたのですか。)
  我看足球比赛了。  (私はサッカーの試合を見ました。)
 
で学習したアスペクト助詞の“了”と同じ発音,同じ文字ですし,意味的にも非常に似ている場合が少なくありませんので,注意が必要です。語気助詞の“了”のほうは必ず文末で用いられるというのがポイントです。

春天到了,天气暖和了。
(春になった,気候が暖かくなった。)
[Chūntiān dào le, tiānqì nuǎnhuo le.]

已经十点了,你快睡觉吧。
(もう10時だ,あなたは早く寝なさいよ。)
[Yǐjing shí diǎn le, nǐ kuài shuìjiào ba.]

我明天不去动物园了。
(私は明日動物園に行かないことにした。)
[Wǒ míngtiān bú qù dòngwùyuán le.]

昨天下午你去商店了没有?
(昨日の午後あなたは店に行きましたか。)
[Zuótiān xiàwǔ nǐ qù shāngdiàn le méiyou?]

By whenis , 15 6月, 2022

文終止の問題
 <動詞+“了”>が目的語を伴う場合,もし目的語がなにも修飾語のついていないもので,ある特定の出来事だと限定できないときは,文をそこで終えることができません。例えば
  他写了信
は,目的語“信”がはだかの名詞であるため,このままでは文として言い切ることができません。<動詞+“了”>が目的語を伴う場合,次のような条件があれば文が終止できます。
(1)語気助詞の“了”を加える。
  他写了信了。(彼は手紙を書きました。)
 
(2)目的語の前に数量フレーズなどの連体修飾語を置く。
  他写了两封信。(彼は手紙を2通書きました。)
 
(3)動詞と目的語が離合動詞を形成するような固定化した結びつきで,さらに連用修飾語がある。
  在大会上,我无比激动地带头发了言。
  (大会において私はこの上なく感激し率先して発言した。)
 
(4)目的語が固有名詞などの唯一のものと特定できるものである。
  去图书馆的路上,我遇见了小张。
  (図書館に行く道で私は張さんにばったり会った。)

By whenis , 14 6月, 2022

動詞の直後に,アスペクトマーカーとしてアスペクト助詞の“了”をつけると,「~した」という動作が実現した意味を表します。否定は副詞“没(有)”を用い,その結果“了”は消えてなくなります。“了”は発音は軽声の“le”です。
 
動詞 動詞+“了” 否定形
看 (見る) 看了 (見た) 没(有)看 (見なかった/見ていない)
吃 (食べる) 吃了 (食べた)    没(有)吃 (食べなかった/食べていない)

我昨天买了一本词典。
(私は昨日辞書を1冊買いました。)
[Wǒ zuótiān mǎile yì běn cídiǎn.]

上星期六我们看了一个外国电影。
(先週の土曜日私たちは外国映画を見ました。)
[Shàng xīngqīliù wǒmen kànle yí ge wàiguó diànyǐng.]

我回家后给他写了一封信。
(私は家に帰ってから彼に手紙を一通書きました。)
[Wǒ huí jiā hòu gěi tā xiěle yì fēng xìn.]

By whenis , 13 6月, 2022

形容詞+“过”
 一部の形容詞には“过”をつけることができ,かつてそうであったことがあるという意味を表します。 

这个孩子小时候胖过,后来瘦下来了。
(この子は小さい頃太っていたことがあるが,その後やせた。)
[Zhèige háizi xiǎo shíhou pàngguo, hòulái shòuxiàlai le.]

否定形・疑問形
 また,「~したことがない」という否定は,副詞“没(有)”で打ち消したあと,アスペクト助詞の“过”はつけたまま残します。疑問文には,以下の2つのタイプがあります。

这本小说我没看过。
(この小説は私は読んだことがない。)
[Zhè běn xiǎoshuō wǒ méi kànguo.]

你爬过那座山吗?
(あなたはあの山に登ったことがありますか。)
[Nǐ páguo nà zuò shān ma?]

アスペクト助詞“过”
「~したことがある」という経験を表すには,動詞の後にアスペクト助詞の“过”をつけて表します。“过”は発音は“guo”で,軽声です。

By whenis , 10 6月, 2022

「~したことがある」という経験を表すには,動詞の後にアスペクト助詞の“过”をつけて表します。
 
  我 去过 北京。(私は北京に行ったことがあります。)
 
  また,「~したことがない」という否定は,副詞“没(有)”で打ち消したあと,アスペクト助詞の“过”はつけたまま残します。
 
  我 没 去过 北京。(私は北京に行ったことがありません。)

我去过北京。
(私は北京に行ったことがあります。)
[Wǒ qùguo Běijīng.]

他曾经学过法语。
(彼はかつてフランス語を学んだことがある。)
[Tā céngjīng xuéguo Fǎyǔ.]

我从来没学过法语。
(私はこれまでフランス語を学んだことはない。)
[Wǒ cónglái méi xuéguo Fǎyǔ.]

你爬过那座山吗?
(あなたはあの山に登ったことがありますか。)
[Nǐ páguo nà zuò shān ma?]

By whenis , 9 6月, 2022

目的語との語順
 以下では時間量を表す数量フレーズを「時間」と記します。
(1)持続する動作の持続時間を表す場合
 ①目的語が一般の事物の場合(a):動詞+目的語+動詞+時間
  我们坐车坐了四十多分钟。(私たちは車に40分あまり乗りました。)
 
 ②目的語が一般の事物の場合(b):動詞+時間(+的)+目的語
  昨天晚上他看了两个小时(的)电视。
  (昨晩彼はテレビを2時間見ました。)
 
 ③目的語が人を表す名詞で,時間が“一会儿”などの不定量の場合:動詞+時間+目的語 / 動詞+目的語+時間のいずれもOK
  你等一会儿小张吧。 / 你等小张一会儿吧。
  (あなたは張さんをしばらく待ったらどうですか。)
 
 ④目的語が人称代名詞の場合:動詞+目的語+時間
  我找了他一个多小时。(私は彼を1時間あまり探しました。)
 
(2)瞬間の動作の終わった後の経過時間を表す場合
 目的語があってもなくても,時間は最後に置きます。
つまり:動詞(+目的語)+時間
  他毕业三年了。(彼は卒業して3年になります。)

By whenis , 8 6月, 2022

動作の時間を表す語句も,回数を表す語句と同様に,動詞の後に置きます。
 
  他休息了一天。(彼は1日休みました。)
  他学汉语学了三年了。
  (彼は中国語を3年間勉強してきたところです。) 

我们坐车坐了四十多分钟。
(私たちは車に40分あまり乗りました。)
[Wǒmen zuò chē zuòle sìshí duō fēn zhōng.]

昨天晚上他看了两个小时电视。
(昨晩彼はテレビを2時間見ました。)
[Zuótiān wǎnshang tā kànle liǎng ge xiǎoshí diànshì.]

你等一会儿小张吧。
(あなたは張さんをしばらく待ったらどうですか。)
[Nǐ děng yíhuìr Xiǎo Zhāng ba.]

他毕业三年了。
(彼は卒業して3年になります。)
[Tā bìyè sān nián le.]

By whenis , 7 6月, 2022

目的語との語順
 1つの文の中に,目的語と,回数を表す数量フレーズ(以下「回数」と表記)の両方が用いられる際の語順は以下のようになります。
(1)目的語が一般の名詞のとき:動詞+回数+目的語
  他敲了三下门。(彼はドアを3回ノックしました。)
  我看了一遍展览会。(私は展覧会を1遍見ました。)
 
(2)目的語が人名・地名のとき:動詞+回数+目的語/ 動詞+目的語+回数 いずれもOK
  我去过上海一次。(私は上海に一度行ったことがあります。)
  我去过一次上海。(同上)
 
(3)目的語が代名詞のとき:動詞+目的語+回数
  我见过他一次。(私は彼に1度会ったことがあります。)
  我去过那儿两次。(私はそこに2回行ったことがあります。)
 
(4)動量詞が名詞からの借用のとき:動詞+目的語+回数
  他打了我一拳。(彼は私を1発ガンとなぐった。)
  他踢了狗一脚。(彼は犬をひと蹴り蹴った。)
 
 借用された動量詞とは,動作を行なうための道具や体の一部を借りて動量詞として用いるものを指します。日本語では擬態語で訳すとニュアンスがぴったりあてはまるものがあります。