中国語の文法一覧

中国語の文法一覧

By whenis , 26 8月, 2015

今までは、主語+動詞+目的語の語順で、目的語は動詞の後ろにあったが、今回学ぶ処置文では「把」という字を目的語の前につけて、動詞の前に置く。

動詞の後ろが複雑で、直ぐ後ろに目的語を置きにくい場合や目的語を強調したい時にこの文型を使う。

「把」を使って、目的語を動詞の前に出せるのは、話し手と聞き手の間ですでに共通の認識のある言葉の時だけである。

例:私はあなたに写真を送ります。

※この時の写真は、話し手と聞き手で共通認識がある。

我给你寄照片。

我把照片寄给你。

私はあなたに写真を送りたいと思います。

※助動詞「要」は、主語の直ぐ後ろ。動詞の前ではない。

我要把照片寄给你。

By whenis , 25 8月, 2015

比較文には「AはBより~だ」を学ぶ。

基本形:A+比+B+形容詞

例:我比你高。

私はあなたより背が高い。

这本书比那本书贵。

この本はあの本より値段が高い。

你(年龄)比我大。

あなたは私より年上です。

北京比东京冷。

北京は東京より寒いです。

By whenis , 24 8月, 2015

比較文には比較した結果、同じ場合の「AとBは同じだ」を学ぶ。

基本形:A跟B一样。

例:我的书跟你的书一样。

私の本はあなたの本と同じです。

我的笔记本跟你的笔记本一样。

私のノートはあなたのノートと同じです。

我的铅笔跟你的铅笔一样。

私のエンピツはあなたのエンピツと同じです。

我的圆珠笔跟你的圆珠笔一样。

私のボールペンはあなたのボールペンと同じです。

By whenis , 23 8月, 2015

中国語の2文字の動詞の中で、最初の1文字が動詞、2つ目の文字がその目的語という構造のものがある。これを離合動詞という。

        例:起床(qǐ chuáng)

        起きる、起床すると言う意味の「起床」と言う2文字の動詞は、「起」が動詞で、その目的語が「床」、とこ、ベッドで、そこから起きるということで、起床、起きるという意味になる。

        他には、眠る(睡觉)、出勤(上班)、退勤(下班)、踊る(跳舞)、ジョギングする(跑步)、散歩する(散步)、病気になる(生病)熱が出る(发烧)、会う(见面)などがある。

    *離合動詞の特徴

        1)数量詞や動態助詞(了、过、着)などは2文字の動詞の間に入る。

私はゆうべ(昨晩)3回も目が覚めた。

我昨晚起了三次床。

By whenis , 22 8月, 2015

同じ動詞を繰り返す、重ねることで、「ちょっと~する」「少し~してみる」「ためしに~してみる」という意味を表す。命令文で動詞を重ねると、語気をやわらげ、丁寧な命令文になる。

一文字の動詞

例:見る 看⇒看看

聴く 听⇒听听

聞く 问⇒问问

待つ 等⇒等等

*重ねた後ろの動詞は、軽声で発音する。

*間に「一」を入れて、同じ意味を表すこともできる。

ちょっと見る 看一看

ちょっと聴く 听一听

By whenis , 21 8月, 2015

同じ形容詞を繰り返す、重ねることで、その性質や状態の程度が更に深まる、更にいきいきしてくる。

1) 一文字の形容詞

例:好⇒好好(hǎo hāo)

重ねた後ろの形容詞は一声で発音する。「儿化」して「好好儿」となることもある。また、直ぐ後ろが動詞の場合は、「地(de)」という構造助詞を付けて

繋ぐ。「地」は省略してもよい。

例:你好好(地)学习。

直ぐ後ろが名詞の場合は「的」を付けて繋ぐ。省略できない。

例:你有大大的眼睛。

2つ重ねることで、その形容詞の程度が更に深まるので、日本語に訳す時は、いきいきとその様子が目に浮かぶような言葉を選ぶとよい。

例:好⇒好好

By whenis , 20 8月, 2015

1)名詞

中国語では、親族の呼称のほとんどが重ね型で呼ばれる。

例:爸爸(父) 妈妈(母)

哥哥(兄) 弟弟(弟) 姐姐(姉) 妹妹(妹)

爷爷(父方の祖父) 奶奶(父方の祖母) 姥姥(母方の祖母)

娃娃(小さな子供) 宝宝(子供に対する愛称)

一般名詞では、重ね型として単語が成り立ち、一文字では口語としては

意味をなさないものもある。

例:星星(星)

この他、名詞を重ねて「どれも例外なく」と言った意味を表す場合がある。

By whenis , 19 8月, 2015

中国語には日本語と同じように前から修飾するだけでなく、後ろから補う補語もよく使われる。補語は動詞や形容詞などの後ろに置いて、動詞や形容詞の意味を補う。前に置かれる修飾語と違って、後ろに置かれることが特徴である。

補う内容や形によって、いつかに分けられるが、私たちは方向補語、結果補語、可能補語、程度補語、状態補語の5つに分けて学んでいく。今回は、方向補語。

方向補語

動作の移動方向を補う補語。

動詞「来」「去」のような1文字のものと、その「来」「去」ともう一文字を組み合わせた2文字のものがある。

「来」は自分に近づいてくる方向、「去」は自分から離れていく方向である。

例:歩いて来る 走来

歩いて行く 走去

走って来る 跑来

走って行く 跑去

By whenis , 18 8月, 2015

動詞のすぐ後ろにつけて、動作の結果を補う。結果というのは動作が行われた結果、完了した結果なので、ほとんどの場合、後ろに完了を表す「了」を伴う。

例:吃(食べる)+ 完(終わる)=吃完(食べ終わる) 食べた結果⇒終わった
听(聞く)+ 懂(解る)=听懂(わかった) 聞いた結果⇒解った

学(学ぶ)+ 会(マスターする)=学会(マスターした)学んだ結果⇒マスターした

找(探す+到(目的に達する)=找到(みつかる) 探した結果⇒達した

写(書く+错(間違える)=写错(書き間違えた)書いた結果⇒間違えた

写(書く)+好(上手に、好く)=写好(上手く書いた)書いた結果⇒よかった
我读完了这本书。

私はこの本を読み終えました。
我写错了一个字。

By whenis , 17 8月, 2015

動詞の動作が可能である。「~できる」と言う意味を表すには、可能の助動詞「能」を使う場合と可能補語で表す場合とある。

「能」を使うより、可能補語を使った方がより生き生きとした感じになる。

その動詞の結果(結果補語)や移動(方向補語)した位置が成立するのか、つまり可能なのかどうかを表現する。形は方向補語や結果補語をベースにして、動詞と結果補語、または方向補語の間に「得」を入れる。

結果補語では「了」を伴うことが多かったが、可能補語は否定形で使われることが多い。否定は、動詞と結果補語、または方向補語の間に入れた「得」を「不」に変える。

結果補語と可能補語の比較

結果補語 可能補語

看见 看得见/看不见

(見る)その結果、視覚が捉えた=見えた 見ることができる