【实锤】(shíchuí)[名]確実な証拠、動かぬ証拠
皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。
私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
写真や映像などの証拠があり、完全に結論が出ている状態を指し、噂などの真相について公の場での決着をつけられた、というニュアンスになります。しかし、一部のネット文章で言う「实锤」は必ずしも真相ではないこともあります。実際にはいわゆる真相は当事者か当事者に近い人しかわからないものであるのと同時に、公の場では「公表したい"真相"」しか発信しないことが多いからです。
日本では使いませんが、よく連想されるジャッジ・ガベル(=法槌)から連想された部分もあるのではないかと思われます。法廷でコンコンと叩かれると、有無を言わせぬ、反抗の余地ない感じになりますが、そうしたイメージが字面から読み取れます。
[例 文]坚决抵制没有实锤乱说话的行为。
[参考訳]確実な証拠もないのにでたらめなことを言いまくる行為には断固反対しよう。
[例 文]"延迟退休"敲实锤!最新消息来了。
[参考訳]定年の年齢延期の方針が固まった! これが最新情報だ。
[例 文]美国税改能否落下实锤,经济能否回暖?
[参考訳]アメリカの税制改革はこれで方向が定まり、経済は回復するのか
[例 文]转会实锤!奥巴梅扬真的要来中超了
[参考訳]移籍確実!オーバメヤンが本当に中国スーパーリーグに!
また、この「实锤」から、さらに「求锤得锤」という言葉が生まれました。
ゴシップライターが一部特ダネを公表したり、ゴシップなどをすっぱ抜いた時に、ネットユーザーがその証拠提示を求め、情報提供者が証拠を提示する、というやりとりが生じることがあります。この過程が「求锤得锤(証拠を求め、証拠を得る)」と呼ばれます。
新しい単語も、一旦意味が固まり始めると、どんどん漢字が一人歩きするようになります。これも、中国語・漢字の特徴的な性格と言えるでしょう.