文法モジュール 徹底実力養成コース Lesson14 結果補語 解説 3
皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。
私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
否定形
結果補語はしばしばアスペクト助詞“了”を伴いますので,<動詞+結果補語>の否定形は副詞“没(有)”を用いるのが普通です。“没(有)”で否定した場合アスペクト助詞“了”は消去されます。
这本小说我还没看完呢。
(この小説は私はまだ読み終えていません。)
[Zhè běn xiǎoshuō wǒ hái méi kànwán ne.]
否定副詞“没(有)”は意味上はあくまでも結果補語の実現を否定しているのであって,動詞自体を否定しているのではないので注意が必要です。上記例では,「読み終わってはいない」と言っているのであって,「読む」ことは読んでいるわけです。
また,時には副詞“不”で否定された形もありますが,これは条件を表す際に限られた用法です。
你不写清楚,我们怎么看?
(あなたがはっきりと書いてくれなければ,どうやって読めばいいのですか。)
[Nǐ bù xiěqīngchu, wǒmen zěnme kàn?]
複合動詞としてのフレーズ
結果補語は他の補語と同様に「補語」ですから,動詞の直後にくっつけて,動詞と一体化して広い意味での複合動詞を構成します。厳密にはフレーズ(動補フレーズ)ですが,複合動詞なので,全体が目的語を伴ったり,アスペクト助詞“了”や“过”を伴ったりします。特に事態の結果はその事態が実現しないと現れえませんから,<動詞+結果補語>はしばしばアスペクト助詞“了”を伴って用いられます。
我听懂了他的话。
(私は彼の話が(聞いて)わかりました。)
[Wǒ tīngdǒngle tā de huà.]