文法モジュール 徹底実力養成コース Lesson02 名詞句の連体修飾語と“的”解説
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連体修飾語
名詞を修飾する語を中国語では“定语”と呼びます。日本語でもこれにならって「定語」と言うこともありますが,ここでは「連体修飾語」と呼びます。
連体修飾語には様々なものがありますが,ここではまず名詞や人称代名詞が名詞を修飾する連体修飾語について学びます。
構造助詞“的”
名詞や人称代名詞は,構造助詞“的”を伴って他の名詞を修飾し,所有関係を表します。“的”は連体修飾語を名詞につなげる,連体修飾語のマークと覚えましょう。
老师的词典
(先生の辞書)
[lǎoshī de cídiǎn]
“的”がつかない場合
名詞が他の名詞を修飾するときでも,“的”を用いない場合もあります。
体育老师
(体育の先生)
[tǐyù lǎoshī]
これらのように,所有関係ではなく,属性を表す描写性の修飾語の場合は,後ろの名詞との結びつきが強く,“的”を用いません。次のように“的”の有無で意味が異なる例からこのことはよくわかります。
“的”が省略される場合
人称代名詞が名詞を修飾していて,その名詞との間に「親族名称・人間関係・所属先」という関係がある場合,普通“的”は省略されます。ただし“家”を除き,所属先を表す名詞と結びつく人称代名詞は普通は複数形に限られます。
你家
(あなたの家)
[nǐ jiā]
“的”止め――後ろの名詞の省略
修飾を受ける名詞が何かが文脈によってわかる場合は,その名詞を省略し,“~的”の形で名詞性成分を作ることがあります。
不,这是我的。
(いいえ,これは私のです。)
[Bù, zhè shì wǒ de.]