神医华佗
皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。
私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
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Submitted by whenis on 星期日, 09/06/2009 - 10:12
体の具合が悪い場合、お医者さんに見てもらい、その苦痛を一日も早く解消するよう願っていることは普通だ。中国では、病気にかかって、なかなか直せない時に、「華佗がまだ生きたらいいのに」とよく残念な気持ちで言う。この華佗は2000年余り前のあるお医者さんで、その高い医術で、「神医」と多くの人々に呼ばれている。
華佗氏は中国東部・安徽省の出身で、現在、その出生日などが既に確認できなくなり、ただ紀元前208年に、当時の政権を握っている人に殺されたことだけが分かった。華佗氏は体の具合がしっかりしていて、百歳になってもまだ、とても元気だそうだ。史書によると、華佗氏は名利を求めない人であり、何回も役人になれる機会を拒否した。
その後、当時の政権を握っている曹操氏は頭痛で、華佗氏に診断してもらい、多年の病気が治られたことから、華佗氏を曹操の個人医師に指定された。しかし、華佗氏は奥さんが病気にかかったことを理由に長い休暇を取って、曹操に再三に催促された後、依然として戻らないとのことだ。そのせいで、華佗氏は曹操の部下に捕まれ、殺された。
華佗の医術はとても高くて、伝染病、寄生虫病、産婦人科、小児科、呼吸器官病それに皮膚病などの多くの分野に及んでいる。特に、全身麻酔と外科手術の面で素晴らしい業績をあげた。華佗は人々から愛され、その業績から2000年余り前の中国医学発展の情況がある程度分ることができる。華佗は世界で最も先に全身麻酔の医術を使用する医者の一人だ。彼が発明した「麻酔散」によって手術中の患者の苦痛が大部、軽減できる。この「麻酔散」はそれまでに、使用されなかったもので、残念ながら、「麻酔散」の処方はすでになくなりました。華佗の「麻酔散」はその手術の順調な進行のために条件作りをした。
華佗が手術に長じている。ある二十歳の女の子は左の膝にできものができて、痒くてたまらないが、痛くないという状態で、七、八年のうちに何回もお医者さんに見てもらったが、なかなか直れないそうです。華佗は彼女の手術でそのできものから蛇のように見えるものを取り出して、傷に薬をつけて、一週間後に全快した。華佗が患者の膝から取り出したのは実は慢性骨髄炎による壊骨だと現在、一部の人は考えている。このほか、ひどい病気にかかったある年寄りも華佗の治療を受けたことがある。華佗はよく診断した後、「その病気はかなりひどくて、腹を切開して手術しないかなり、直れない。それにしても手術後の生存期はただ十年に過ぎない」とその家族に言う。その患者は疾病による辛さに我慢できず、華佗に見てもらった後、その病状が確かに緩和されたが、10年経たずになくなった。
華佗は内科診断の面でもその医術がかなり高く、彼は患者の面色、病状などからその疾病の情況を把握できる。ある日、何人の人が酒屋でお酒を飲んだり、おしゃべりをしたりしているところで、華佗はちょうどそのそばを通り過ぎて、その中の一人の男の顔色をよく見た後、「早くお酒を止めて、家に戻りなさい」と勧告した。この男は家に帰る途中で、転んでしまい、まもなく死んだ。また、陳登という患者は胸が痛くて、面色が赤くなり、食欲不振で、華佗にみてもらった。診断の結果、お腹に寄生虫があることが分かり、華佗の薬を飲んで、たくさんの寄生虫を排出した、その病気も全快した。ある役人は病気にかかって、多くの医者に見てもらったが、なかなか直れないようだ。華佗は診断後、怒らせれば治れると考え、手紙の中で、その役人を厳しく罵って、この役人は手紙を読んで、お腹を立てて、黒い血を吐き出し、その病気は逆に治った。
正しい診断は病気の治療で重要な意義がある。華佗が治療の中で、患者の異なる病状によって、それぞれ処置法を取ることは患者の信頼を獲得する主な原因の一つとされる。ある日、二人の患者は頭痛で、熱が出て、華佗に見てもらった。華佗は診断した後、中の一人に下剤薬、もう一人に発汗薬を飲ませることにし、回りの人はその原因によく分からずに、華佗に聞いた。華佗は「この二人は病状が同じだが、実は、一人は風邪で、もう一人は消化不良だ。その発症の原因が違うため、飲ませる薬も同様だというわけはないだろう」と説明した。この二人は薬を飲んだ後、まもなく全快した。現在、多くの人々は長寿を求め、体育鍛錬を始めたが、2000年余り前、華佗は体を鍛えることによって、疾病の予防と治療を行い、寿命延長の目的を求めていた。
華佗の発明した「五禽遊戯」はとても人気があり、それはトラ、鹿、熊、猿、鳥など五種類の動物の動作を真似て、作られた体操で、筋骨を鍛え、呼吸と血液を調整し、病気を予防することは目的だ。多くの人々は華佗から教わり、中の三人がもっとも有名で、これらの弟子は多くの分野で中国の漢方医薬の発展のために力を尽くした。華佗が患者の病気を治療した多くのところで、その業績を称える寺を建設し、華佗を偲んでいる。
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