和平西橋、和平里北街、和平街北口などの名前は全てある会議に由来しています。1954年に和平里一帯に街道管理事務所が置かれることになりました。時を同じくしてアジア、太平洋地区の数十カ国が参加する｢アジア太平洋地区和平会議｣が北京で開催されており、管理事務所はこの会議の名前をとり、和平里街道管理事務所とされました。その後もこの一帯は開発がすすむにつれ、｢和平｣の二文字がよく使われるようになったのです。　

　もともとこの辺りは元大都城の北部で、今も遺跡が公園に姿を変え残っています。高校や北京化学工業大学、北京中医薬大学、北京服装学院、対外経済貿易大学など教育機関が集中し、まわりには小さな店が立ち並ぶ賑やかな場所でもあります。

観光スポット

　北京中医薬大学中医薬博物館(北京中医药大学中医药博物馆)

　1990年に建てられた博物館で又の名を｢逸夫科学館｣と言います。中国医学の歴史を紹介し、930件にも及ぶ医学関連文物を収蔵しています。また古代医学書籍が200冊以上、中国医学書が6000冊以上あります。鍼灸関連や少数民族の医療用具、白銅でつくられた外科用具などを見ることができます。

　アクセス：地下鉄B出口出て、三環路に沿って東へ500メートル進み、道を渡ってすぐ。

　北京服装学院民族服飾博物館

　中国で初めてできた服飾関連の博物館です。各民族の衣装を4000件あまり収蔵しています。このうちの半分は清代から20世紀初頭までの服飾です。特にミャオ族の展示エリアには1000件あまりの服飾品が紹介され、国内で最も完成度の高いものとなっています。

　アクセス：地下鉄B出口出て、、三環路に沿って進み和平東橋を左折、櫻花園東大街に

　沿って北へ進む。櫻花園小街を右折し、東へ直進してすぐ。

　グルメ

　面酷

　山西省の麺が食べられるお店。｢酷｣とは｢COOL｣の意味で、その名の通り外観もモダンなお店。スタッフが麺を打つ姿は芸術的。味だけでなく、視覚的にも楽しめるお店です。

　アクセス：地下鉄D出口出てすぐ。

遊ぶ

　中国人形劇場(中国木偶剧院)

　この劇場は中国人形芸術劇団に所属するもので、児童を対象としている。国内で唯一の人形劇の専用劇場です。

　アクセス：地下鉄A出口出て、道を渡り367、671、運通101番のバスに乗車。

　安貞橋西駅で下車。