「向」、「朝」と「往」の使い方の比較説明

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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「向」と「朝」は動作行為の対象と方向を表す。「往」は動作行為の方向だけを表す。
   向  朝  往異同点
 A.動作行為の対象を明確に示す。
a.動詞は身体動作と関係有る具体動詞でも、身体動作と関係ない抽象動詞でも使える。
  他向我点点头,算是打招呼了。
  我向他招招手,示意他过来。
  孩子向老师鞠了一躬。
  我向他请教电脑知识。
b.介詞のすぐ後ろに「着」が置かれていけない。
  他向着我点点头,算是打招呼了。×
  我向着他招招手,示意他过来。×

  孩子向着老师鞠了一躬。×
  我向着他挥挥手。×
B.動作の方向を表す。
a.動詞は動作行為を表す動詞でも使える。
  请向前看。
  孩子向家里跑去。
  汽车向南开去。
b.動詞は動作状態を表す動詞でも使える。
  门向东开着。
  他脸向外躺着。
  汽车头向南停着。
c.介詞のすぐ後ろに「着」が置かれてもいい。
  汽车向着南方开去。孩子向着家里跑去。
  他脸向着外躺着。
C.動作行為の対象も方向も明確に示す文が使用できる。
  她向客人伸手要小费。
  歹徒向警察刺了一刀。
  他狠狠地向小狗踢了一脚。
D.動詞の後ろに置かれる、動詞は「转」、「冲」、「走」、「奔」、「指」、「射」、「飞」、「通」、「推」、「流」など少数の単音節動詞だけ使える。
  孩子跑向流泪的妈妈。
  小鸟展翅飞向远方。
  小河流向大海。
 動作行為の対象を明確に示す。
a.動詞は身体動作と関係有る具体動詞である。身体動作と関係ない抽象動作は使えない
  他朝我点点头,算是打招呼了。
  我朝他招招手,示意他过来。
  孩子朝老师鞠了一躬。
  我朝他请教电脑知识。×
  我朝你道歉,都是我的错。×
  他朝我了解学校的情况。×
b.介詞のすぐ後ろに「着」が置かれてもいい。
  他朝着我点点头,算是打招呼了。
  我朝着他招招手,示意他过来。
  孩子朝着老师鞠了一躬。
  他朝着我挥了挥手。
B.動詞の方向を表す。
a.動作は動作行為を表す動詞でも使える。
  请朝前看。
  孩子朝家里跑去。
  汽车朝南开去。
b.動詞は動作状態を表す動詞でも使える。
  门朝东开着。
  他脸朝外躺着。
  汽车头朝南停着。
c.介詞のすぐ後ろに「着」が置かれてもいい。
  汽车朝着南方开去。
  孩子朝着家里跑去。
  他脸朝着外躺着。
C.動作行為の対象も方向も明確に示す文が使用できる。
  她朝客人伸手要小费。
  歹徒朝警察刺了一刀。
  他狠狠地朝小狗踢了一脚。
D.動詞の後ろに置かれない。
  孩子跑朝流泪的妈妈。×
  小鸟展翅飞朝远方。×
  小河流朝大海。×
 A.動作行為の対象は表せない。
  他往我点点头,算是打招呼了。×
  我往他招招手,示意他过来。×
  孩子往老师鞠了一躬。×
  我往他请教电脑知识。×
  我往你道歉,都是我的错。×
  他往我了解学校的情况。×

B.動詞の方向を表す。
a.動詞の動作行為を表す動詞はいい。
  请往前看。
  孩子往家里跑去。
  汽车往南开去。
b.動詞の動作状態を表す動詞は使えない。
  门往东开着。×
  他脸往外躺着。×
  汽车头往南停着。×
c.介詞の後ろに「着」が置かれていけない。
  汽车往着南方开去。×
  孩子往着家里跑去。×
  请往着前看。×
C.動作行為の対象も方向も明確に示す文は使用できない。
  她往客人伸手要小费。×
  歹徒往警察刺了一刀。×
  他狠狠地往小狗踢了一脚。×
D.動詞の後ろに置かれる、動詞は「开」、「送」、「寄」、「派」、「运」、「通」、「飞」、「逃」など少数の単音節動詞だけ使える。
  这趟车开往北京。
  这些信件寄往上海。
  他被公司派往中国学习。

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